こんにちは、アルファード専門ガイドのヒロです。
アルファードに乗っていて、「タイヤの空気圧はどれくらいが正解?」「30系と40系で数値は違うの?」と気になったことはありませんか?
タイヤの空気圧は、普段の運転ではあまり意識しない部分かもしれません。ただ、適正値から外れた状態で走り続けると、乗り心地や燃費だけでなく、タイヤの寿命や走行中の安全にも関わってきます。
実は、私が乗っている白い30系後期アルファードも、左前のタイヤだけ空気圧が減るのが早いという気になる状態なんです。
そのため、現在は2週間に1回くらいガソリンスタンドで空気圧を確認し、減っていれば補充しています。ただ、繰り返し空気が減るなら補充だけで済ませず、原因を点検してもらう必要があります。
この記事では、アルファードの適正なタイヤ空気圧、ガソリンスタンドや自宅での点検方法、空気が減る原因を解説します。
さらに、タイヤ交換時に気になるホイールナットの締め付けトルクやジャッキポイントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
アルファードの適正なタイヤ空気圧
最初に確認したいのは、アルファードに指定されているタイヤの空気圧です。世代や装着タイヤによって数値が異なるため、自分の車に合った基準を知っておきましょう。
30系アルファードの適正空気圧
30系アルファードは、2015年から2023年まで販売されたモデルです。前期と後期があり、グレードによって純正タイヤのサイズが異なります。
代表的な純正タイヤサイズと指定空気圧は、次のとおりです。
| タイヤサイズ | 前輪 | 後輪 |
|---|---|---|
| 215/65R16 98H | 240kPa | 240kPa |
| 225/60R17 99H | 240kPa | 240kPa |
| 235/50R18 97V | 240kPa | 240kPa |
上記は30系の代表的な純正仕様における、タイヤが冷えているときの指定値です。
240kPaは、従来の表記では約2.4kgf/cm²に相当します。ガソリンスタンドの空気入れでも、240kPaや2.4といった表示を見かけることがあります。
ただし、同じ30系でも装着タイヤや車両の仕様が変更されている可能性があります。最終的には運転席付近の空気圧ラベルと、車両に対応する取扱説明書で確認してください。

タイヤの空気圧は外観だけでは正確に判断できません。見た目に問題がなさそうでも、定期的に測定することが大切です。
40系アルファードの適正空気圧
2023年6月に登場した40系アルファードでは、30系からタイヤサイズの設定が変更されています。
2026年6月以降のトヨタ公式取扱説明書に掲載されている代表的な数値は、次のとおりです。
| タイヤサイズ | 前輪 | 後輪 |
|---|---|---|
| 225/65R17 102H | 230kPa | 230kPa |
| 225/60R18 100H | 240kPa | 240kPa |
| 225/55R19 103H XL | 260kPa | 260kPa |
17インチと18インチはガソリン車・ハイブリッド車などに設定され、19インチはハイブリッド車やPHEVなどの仕様で採用されています。
ここで注目したいのが、40系ではタイヤサイズによって230kPa・240kPa・260kPaと指定値が変わることです。
例えば、30系の18インチで指定されている240kPaを、そのまま40系の19インチに当てはめるのは適切ではありません。
また、19インチに設定されている「XL」は、通常より高い空気圧で荷重を支えることを想定した規格を示します。XLタイヤだから必ず260kPaという意味ではなく、車両とタイヤの組み合わせに合った指定値を確認する必要があります。
40系の数値については、トヨタ公式のアルファード取扱説明書から、自分の車の生産年月と駆動方式を選んで確認できます。
注意点
表の空気圧は代表的な純正仕様の数値です。社外ホイールへの交換、インチアップ、タイヤ規格の変更などを行った車では、そのまま適用できない場合があります。タイヤ販売店などで適合する空気圧を確認してください。
適正空気圧はどこで確認できる?
アルファードの指定空気圧を確認する最も簡単な方法は、運転席のドアを開けて車体側にあるラベルを見ることです。
一般的に、運転席ドアの開口部付近にはタイヤサイズと空気圧が記載されたラベルが貼られています。
確認するときは、次の内容を見てください。
- 車両に指定されたタイヤサイズ
- 前輪の指定空気圧
- 後輪の指定空気圧
- 現在装着しているタイヤとの違い
例えば、ラベルに「240kPa」と書かれていれば、それが該当する純正仕様での基準値です。
一方、タイヤ側面に書かれている最大空気圧は、車両の適正空気圧を示すものではありません。最大値をそのまま目標にして空気を入れるのは避けましょう。
以前のオーナーが別サイズのタイヤに交換している中古車では、装着タイヤの情報と車両側の指定が一致しない場合もあります。
年式や仕様に合う資料を探したい方は、アルファードのカタログ・取扱説明書を世代別に探す方法も参考にしてください。
アルファードの空気圧を点検する方法
適正値が分かったら、実際に測定してみましょう。空気圧の点検そのものは難しい作業ではありませんが、測定するタイミングや道具の扱い方に注意が必要です。
空気圧を測るタイミング
タイヤの空気圧は、基本的にタイヤが冷えている状態で測定します。
走行するとタイヤ内部の空気が温まり、圧力が上昇します。そのため、走行直後に測った数値は、冷えているときの数値より高くなることがあります。
例えば、自宅を出発してから長い距離を走り、ガソリンスタンドで測定すると、指定値より高い数字が表示されるかもしれません。
この場合、走行による温度上昇が原因であれば、指定値を超えているからといってすぐに空気を抜くべきではありません。タイヤが冷えたときに空気圧が不足する可能性があるためです。
理想的なのは、長時間駐車したあとや、走行によってタイヤが温まる前のタイミングです。
ただし、自宅に空気圧計がなく、ガソリンスタンドでしか測れない方もいると思います。その場合は、走行後の測定値であることをスタッフに伝え、必要に応じて冷間時に再確認してください。
空気圧点検の基本
日本自動車タイヤ協会では、乗用車用タイヤの空気圧を最低でも1か月に1回、冷えている状態で確認するよう案内しています。長距離運転の前にも点検しておくと安心です。
ガソリンスタンドでの点検手順
私が普段利用しているのも、ガソリンスタンドでの空気圧点検です。
スタンドによってはスタッフが測定してくれる場合もありますし、セルフ式の空気入れが設置されているところもあります。
自分で作業する場合の基本的な流れは、次のとおりです。
- 車を安全な場所に停車させ、駐車ブレーキをかける
- 運転席の空気圧ラベルで指定値を確認する
- タイヤのバルブキャップを外す
- 空気入れの先端をバルブに確実に接続する
- 現在の空気圧を確認し、必要に応じて調整する
- 空気漏れがないことを確かめ、キャップを戻す
- 残りの3本も同様に点検する
初めて使う機械で操作方法が分からないときは、無理に接続せずスタッフに聞いてみてください。
空気入れの種類によっては、指定値を設定すると自動的に充填を停止するものもあります。
一方、手動で圧力を見ながら調整するタイプでは、入れすぎにも注意が必要です。
また、バルブキャップは小さくてなくしやすい部品です。作業中に地面へ置くと見失いやすいので、決まった場所に保管するとよいでしょう。
空気圧点検の基本は、JAFのタイヤ空気圧点検と充填方法でも確認できます。
空気圧は4本とも確認する
タイヤの空気圧を測るときは、気になっている1本だけではなく、4本すべてを確認することが大切です。
私の場合は左前の減りが特に気になっていますが、ほかの3本も同時に測っておくことで、どの程度の差があるのか把握しやすくなります。
例えば、同じ日に測定して、左前だけ数値が低く、残りの3本はほぼ同じだった場合。その状態が何度も続くなら、左前のタイヤに何らかの問題が起きている可能性があります。
もちろん、空気圧は気温や測定条件、計器による誤差も受けます。そのため、一度の数値だけで故障と決めつけるのではなく、同じ条件で測定した記録を残しておくと役立ちます。
空気圧だけでなく、タイヤの溝や表面の傷も一緒に見ておきましょう。

タイヤの溝が極端に片側だけ減っている場合や、表面に深い傷がある場合は、空気圧の調整だけでは解決できません。早めに専門店で状態を確認してもらってください。
タイヤの空気圧が減る原因と対処法
タイヤの空気は、正常な状態でも少しずつ減っていきます。しかし、特定の1本だけ早く減る場合は注意が必要です。ここでは、考えられる原因と対応方法を紹介します。
私のアルファードは左前だけ減りやすい
現在、私の30系後期アルファードでは、左前のタイヤの空気圧がほかより早く下がる状態が気になっています。
そのため、2週間に1回くらいガソリンスタンドへ行き、空気圧を確認しています。
測ってみて減っていれば、その都度空気を入れるという対応です。
ただし、これはあくまで現在行っている確認方法であり、2週間ごとに補充していれば安全という意味ではありません。
1本だけ繰り返し減るのであれば、小さなパンクやバルブからの空気漏れなども疑われます。目に見える異物がなくても、タイヤとホイールの接触部分などから漏れている可能性もあるんです。
現時点で原因を特定できているわけではないので、販売店やタイヤ専門店で漏れの点検を受ける必要があると考えています。
ヒロ空気圧が減る主な原因
タイヤの空気圧が下がる原因には、自然な空気の減少から修理が必要なトラブルまで、いくつかの可能性があります。
| 考えられる原因 | 主な特徴 | 対処方法 |
|---|---|---|
| 自然な空気の減少 | 時間とともに少しずつ下がる | 定期点検と補充 |
| 気温の変化 | 寒くなると数値が下がることがある | 冷間時に再測定 |
| 釘などによるパンク | 特定のタイヤが繰り返し減る | 専門店で点検・修理 |
| エアバルブの不具合 | バルブ周辺から漏れる場合がある | 点検・部品交換 |
| ホイールとの密着不良 | 接触部分から空気が漏れる | 専門店で確認 |
自然に空気が減ること自体は珍しくありません。しかし、毎回同じタイヤだけ減るなら、自然な減少だけとは限らないでしょう。
特に、タイヤの接地面に釘やネジが刺さっていても、すぐに空気が抜けきらない場合があります。
見つけた異物を自分で引き抜くと、かえって空気が急激に抜ける可能性もあります。無理に抜かず、専門店へ相談してください。
また、タイヤの側面が大きく膨らんでいる、ひび割れや深い傷がある、明らかに空気が抜けているといった場合は、走行を控えて救援や点検を依頼する必要があります。
空気を入れても減るなら修理が必要?
空気を補充しても短期間で減る状態が続くなら、原因を調べてもらうことをおすすめします。
修理できるかどうかは、タイヤの損傷箇所や穴の大きさ、空気圧が低い状態で走った距離などによって変わります。
例えば、接地面の小さな穴であれば修理できる場合があります。一方、タイヤ側面の損傷や内部まで傷んでいる場合は、交換が必要になることもあります。
見た目に穴が小さくても、空気が少ない状態で走っていたタイヤは内部が傷んでいる可能性があります。外側から見ただけで修理できると判断しないほうがよいでしょう。
走行を続けてはいけない状態
タイヤが明らかにつぶれている、急激に空気が抜ける、車が左右に流れる、異常な振動や音がするといった場合は、安全な場所で停車してください。パンクしたタイヤで無理に走ると、タイヤやホイールが損傷し、事故につながるおそれがあります。
タイヤの交換が必要と診断された場合は、サイズや銘柄だけでなく、交換工賃を含めた費用も比較したいところです。
例えば、TIREHOOD(タイヤフッド)では、タイヤの購入と交換店舗の予約をまとめて検討できます。交換費用や対応店舗、車両への適合を確認したうえで利用してください。
タイヤの選び方や費用について詳しく知りたい方は、アルファードのタイヤ選びと交換費用を比較した記事でも紹介しています。
自宅で空気圧を点検する便利な道具
ガソリンスタンドへ行く時間が取りにくい方は、自宅で点検できる道具を持っておく方法もあります。ここでは、普段の空気圧管理に役立つ2種類の用品を紹介します。
エアゲージで現在の空気圧を確認
エアゲージは、タイヤに入っている空気の圧力を測る道具です。
タイヤのバルブに先端を押し当てることで、現在の空気圧を確認できます。
空気を補充する機能はありませんが、ガソリンスタンドへ行く前に数値を把握できるのが便利なところです。
特に、私のように1本だけ空気圧の減りが気になる場合は、同じ測定器を使って記録することで変化を比較しやすくなります。
選ぶ際は、アルファードの指定空気圧を測定できる範囲があるか、表示が読み取りやすいか、バルブに接続しやすいかを確認しましょう。
今回紹介するのは、エーモンのエアゲージです。
エアゲージは手軽に使える道具ですが、測定器によって誤差が生じることもあります。接続時に空気が漏れ続けるようなら、無理に何度も押し当てず、測定方法や器具の状態を確認してください。
電動空気入れなら補充もできる
自宅で空気圧の測定だけでなく補充も行いたい場合は、電動空気入れが候補になります。
車のアクセサリー電源などから給電するタイプなら、対応する環境でタイヤに空気を入れられます。
今回紹介するBAL(大橋産業)の電動コンプレッサーは、DC12Vアクセサリー電源に対応したモデルです。
指定された接続方法に従って使用し、電源の対応、コードの長さ、空気圧の表示単位、連続使用時間などを確認する必要があります。
電動空気入れがあれば、空気圧の確認後に補充する選択肢が増えます。
ただし、すべての車両で問題なく使えるとは限りません。特にアクセサリーソケットの使用条件は車両側の取扱説明書も確認してください。
また、40系などに搭載されるタイヤパンク応急修理キットのコンプレッサーは、通常の空気圧点検・調整への使用が認められていない仕様があります。普段使いの電動空気入れと混同しないようにしましょう。
空気圧の記録を残しておく
空気圧を定期的に点検するなら、測定結果を記録しておくこともおすすめです。
スマートフォンのメモ機能を使うだけでも十分役立ちます。
記録する内容は、測定日、前後左右の空気圧、測定時の状況、補充したかどうかなどです。
例えば、先週は左前が240kPaだったのに、今週は大きく低下していたとします。同じような条件でほかの3本がほとんど変わっていなければ、点検を依頼するときの参考になります。
ここで大切なのは、数字だけで原因を決めつけないことです。測定する場所や気温、タイヤが温まっているかどうかで結果は変わります。
気になる変化が続く場合は、記録を持って販売店やタイヤ専門店に相談すると、状況を伝えやすくなりますよ。
アルファードのホイールナットのトルク
ここからは、タイヤ交換を行う際に関係する内容です。空気圧の点検だけならホイールを取り外す必要はありませんが、交換作業をする場合はナットの締め付けトルクが重要になります。
30系と40系の締め付けトルク
ホイールナットの締め付けトルクとは、ホイールを固定するナットを締める力の基準です。
アルファードは、30系と40系で代表的な指定トルクが異なります。
| 車両 | ホイールナット締付トルク |
|---|---|
| 30系アルファード | 103N・m |
| 40系アルファード | 140N・m |
30系の純正仕様では103N・m、40系の純正仕様では140N・mが指定されています。
この違いを知らずに、30系の感覚で40系を締めたり、逆に40系の数値を30系に使ったりするのは危険です。
ホイールナットは、強く締めれば締めるほど安全というものではありません。
締め付けが不足すれば緩みの原因になり、過度な締め付けはナットやボルトを傷める可能性があります。
なお、社外ホイールや専用ナットを使用している場合は、純正と同じ条件とは限りません。車両とホイールの両方の指定を確認してください。
トルクレンチを使う理由
ホイールナットの締め付けには、指定した力で締め付けられるトルクレンチを使用します。
通常のレンチで力いっぱい締めても、正しい締め付けトルクになっているかは分かりません。
例えば、30系の103N・mと40系の140N・mは、数値としては明確に異なります。しかし、手の感覚だけでその違いを正確に判断するのは難しいでしょう。


トルクレンチを選ぶ際は、必要な締め付けトルクに対応していることに加え、適切なソケットを使用できるか確認する必要があります。
また、ナットの座面形状も重要です。トヨタ純正ホイールと社外ホイールでは、使用するナットの形状が異なる場合があります。
正しいトルクで締めても、適合しないナットを使用していれば安全とはいえません。
工具の使用経験が少ない方や、ナットの適合に不安がある方は、専門店へ交換を依頼するほうが安心です。
アルファードのジャッキポイント
タイヤ交換で車体を持ち上げる際は、ジャッキを当てる場所にも注意が必要です。アルファードは車体が大きく重量もあるため、誤った位置にジャッキをかけると車両の破損や重大な事故につながります。
ジャッキをかける位置の確認方法
アルファードの車載ジャッキを使う場合、基本的には車体側面の指定されたジャッキセット位置を確認します。
前輪付近と後輪付近の車体下部に、ジャッキを当てるための指定箇所があります。
ただし、外から見える金属部分ならどこでもよいわけではありません。
車体下部には、サスペンションの部品、カバー、配管などもあります。指定されていない場所にジャッキを当てると、部品を変形させたり、ジャッキが外れたりする危険があります。
また、車載ジャッキと油圧式ガレージジャッキでは、使用する位置や必要な器具が異なる場合があります。
正確なセット位置は、必ず自分の車の取扱説明書に掲載されている図で確認してください。
年式や仕様によってはジャッキが標準装備されていない車両もあります。まずは車両の装備を確認しましょう。
ガレージジャッキを使う際の注意点
ガレージジャッキは油圧などを利用して車体を持ち上げる道具です。
タイヤ交換や整備で使われますが、家庭で使用する場合にも適切な能力と安全対策が求められます。


ジャッキを選ぶ際は、車両重量だけでなく、持ち上げる位置、高さ、ジャッキ自体の能力、受け皿の形状などを確認する必要があります。
また、作業場所が傾斜していたり、地面が柔らかかったりすると、ジャッキが不安定になる可能性があります。
車体を持ち上げた状態での作業には、適切なリジッドラックなどの支持器具が必要になる場合もあります。ジャッキだけで支えた車の下には絶対に入らないでください。
ジャッキアップの安全について
ジャッキのセット位置や使用方法が分からない場合は、自分の判断で作業しないでください。特にアルファードのような重量のある車両では、ジャッキの脱落や車体の落下が重大な事故につながります。タイヤ交換に不安がある場合は、トヨタ販売店や専門店へ依頼しましょう。
空気圧点検にジャッキは必要ない
ここで改めて確認しておきたいのが、普段のタイヤ空気圧点検にジャッキアップは必要ないということです。
タイヤの空気圧は、車を地面に停めた状態でバルブから測定できます。
タイヤを外す必要もありませんし、車体を持ち上げる作業も不要です。
そのため、普段のメンテナンスを始めたい方は、まず空気圧の測定やタイヤ表面の目視確認から取り組むとよいと思います。
一方、タイヤ交換やホイールの脱着は、必要な工具や知識が増える作業です。
空気圧を測れるようになったからといって、すぐに自分でタイヤ交換まで行う必要はありません。
安全にできる範囲を考えて、難しい作業は専門店に任せる。それも大切な愛車の管理方法だと私は思います。
アルファードのタイヤ空気圧で注意すること
最後に、空気圧を管理するうえで知っておきたい注意点を紹介します。適正値を把握するだけでなく、タイヤの状態や使用環境にも目を向けておきましょう。
空気圧が低すぎる場合の危険性
タイヤの空気圧が低すぎると、タイヤが本来の性能を発揮しにくくなります。
空気圧が不足するとタイヤの変形が大きくなり、走行中の発熱や偏摩耗などにつながる可能性があります。
また、燃費やハンドリングにも悪影響を与えることがあります。
アルファードは車体が大きく、乗員や荷物が増える場面も多い車です。そのため、タイヤの状態には十分気を配りたいところです。
ただし、車重があるからといって、自己判断で大幅に空気圧を高くすればよいわけではありません。
指定されたタイヤを正しく使用していることが前提になりますので、車両の指定値を基準にしてください。
空気圧が高すぎてもよくない
空気圧が不足するのはよくない一方、必要以上に高くすることにも注意が必要です。
空気を入れすぎるとタイヤのクッション性が変わり、路面の衝撃を受けやすくなる場合があります。
また、タイヤの中央部分が摩耗しやすくなるなど、偏摩耗の原因になることもあります。
「燃費をよくしたいから高めにしておこう」と考える方もいるかもしれませんが、過度な空気圧はおすすめできません。
車両メーカーやタイヤメーカーが指定する範囲を守ることが大切です。
なお、日本自動車タイヤ協会では、乗用車用タイヤを冷間時に指定空気圧から0~+20kPaの範囲で管理するよう案内しています。ただし、車両やタイヤ固有の指定が優先されます。
タイヤ交換後は空気圧も確認する
タイヤを新品に交換したあとも、空気圧の確認は必要です。
新品タイヤだからといって、今後の点検が不要になるわけではありません。
また、タイヤの銘柄やサイズ、荷重指数を変更した場合は、これまでと同じ空気圧でよいか確認する必要があります。


特にインチアップをしている車や、純正以外のタイヤを装着している車では、見た目だけで適正空気圧を判断しないようにしましょう。
交換店舗に車両の年式・型式・タイヤサイズを伝え、適切な空気圧を確認してもらうのが安心です。
アルファードの空気圧に関する疑問
アルファードのタイヤ空気圧について、点検時によく気になりそうな疑問をまとめました。
アルファードの空気圧FAQ
Q1. アルファードはタイヤ4本とも同じ空気圧ですか?
A. 代表的な純正仕様では前輪と後輪が同じ指定値になっています。ただし、年式や装着タイヤによって数値は異なるため、自分の車の空気圧ラベルで確認してください。
Q2. 2週間で左前の空気圧だけ減るのは普通ですか?
A. 気温や測定条件によって数値が変わることはありますが、特定の1本だけ繰り返し減るなら、パンクやエアバルブの不具合などが考えられます。空気を補充するだけで済ませず、早めに専門店で点検してもらってください。
Q3. タイヤ側面の最大空気圧まで入れてよいですか?
A. いいえ。タイヤ側面の最大空気圧は、車両に指定された適正空気圧とは異なります。運転席付近のラベルと取扱説明書を確認し、社外タイヤの場合は販売店に相談してください。
Q4. 走行直後に空気圧が高かったら抜くべきですか?
A. 走行によってタイヤが温まると、空気圧が上昇することがあります。その状態で指定値まで空気を抜くと、冷えたときに空気圧が不足する可能性があります。基本的には冷間時に再確認してください。
Q5. アルファードのホイールナットは何N・mで締めますか?
A. 30系の純正仕様では103N・m、40系の純正仕様では140N・mが指定されています。年式やホイールの仕様に合う取扱説明書を確認し、適切な工具で作業してください。不安があれば専門店へ依頼しましょう。
アルファードの空気圧点検まとめ
アルファードのタイヤ空気圧は、走行中の安全や乗り心地に関わる大切な点検項目です。
30系では代表的な純正サイズで240kPa、40系では装着タイヤによって230kPa・240kPa・260kPaなどが指定されています。
ただし、これらはあくまで該当する車両仕様の数値です。実際に空気を入れる前には、運転席付近のラベルと取扱説明書を確認してください。
普段の点検は最低でも1か月に1回を目安にして、できるだけタイヤが冷えた状態で測定しましょう。
私自身、30系後期アルファードの左前タイヤだけ空気圧の減りが早いため、現在は2週間に1回ほど確認しています。ただ、空気が繰り返し減る原因は補充だけでは分からないので、専門店での点検が必要です。
また、タイヤ交換時は30系と40系でホイールナットの締め付けトルクが異なる点にも注意してください。ジャッキアップは指定位置と安全な作業環境の確認が欠かせません。
大切なのは、自分でできる点検と、専門家に任せるべき作業を分けて考えることです。
正確な仕様はトヨタ公式取扱説明書で確認し、最終的な点検・修理の判断はトヨタ販売店やタイヤ専門店へ相談してください。
これからもアルファードを安心して使えるように、身近なところからメンテナンスを続けていきたいですね。












